よりみちニュース

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1日3tは少ないなぁ。「28億人の水不足 日本の光、低コスト浄化で照らす : 日本経済新聞」

日本経済新聞

化学的分解処理と膜濾過を組み合わせた、新しい高度水処理。
分解なので処理しきることができ、触媒なので繰り返し使うことができてコスト削減・省スペース、の新技術。

記事を読んで気になるのはその処理量。
高度処理は専門外だが、幅1mの機械1台で「1日3t」。
これは1時間かけてやっと風呂1杯分程度。

機械のサイズや、世界中どこにでも、という開発目的もあるのだろうが、処理時間が気になる。
分解処理のため、有機物などの分子量の大きな物質や反応しにくい物質を充分に処理するのに時間がかかるのだろうか。

記事中では地下水を直接処理するようなことを想定していたが、前処理として別な処理方法を組み合わせて、「見た目はきれいな水」になってから残存有害物質の処理に使ったらどうだろうか、そんな簡単な話ではないのかな?

現在の日本の水処理は、微生物による生分解性処理時間が主流。
それに活性炭吸着除去やイオン膜分離、オゾン分解などの高度処理を組み合わせている。
微生物処理は生き物なので管理が難しいことがある。

この新しい処理は、結局膜分離がひつようなのでそこにランニングコストがかかりそうに見える。